『アイす、あいマスク、愛♡ますかれーど。れっつ!X'masかれーど★PARTY!!!』れぽーと

去る2012年12月9日(日)ワークショップ『アイす、あいマスク、愛♡ますかれーど。れっつ!X'masかれーど★PARTY!!!』を行いました。(告知文とフライヤー等はここをクリック)
これは舞台衣装家の川口知美と、ダンサー・振付家の菅尾なぎさによる合同ワークショップ。
前回に引き続き、アイマスク作りWS→着用してのおやつ休憩→ダンスWS を通して自己の感覚への気づきを促し、さらにより深い参加者の交流の場となるよう、今回は料理とお飲物を提供してのアフターパーティーも行いました。

▽前半は、衣装家川口がファシリテーターをつとめ、アイマスクを「小さな衣装」と捉え、裏側はアイマスクとしての機能(=自らへの安心)を、そして表側は仮面としての機能(=他者を楽しませる事)を意識しながら、この日の為に用意した素材と針と糸を使い、衣装作りを行いました。

*画像はクリックで拡大表示されます。

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表裏一体のカラフルで小さな衣装が完成。
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▽おやつ休憩では菅尾がナビゲーター役をつとめます。各自がアイマスクを装着し、視覚以外の感覚を使い、アイスやケーキの味を当てっこしました。今回はちょっと珍しいフローズンヨーグルトベースの柿を練り込んだアイス等が登場。これが難問。味わう以前に口に運ぶ事すら難しい。
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▽後半は、ダンサー菅尾がファシリテーターをつとめ、舞踏会(マスカレード)へ導入していきます。
まずはアイマスクをして、心地良さと同時に身体にかかる負荷を感じながら入念にストレッチを行いました。
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続いてスペース潦の空間全体を使い、ダンスを踊ります。
身体に触れてくる壁面床面のテクスチャーを感じて。
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ここでは裸眼で何度か練習し身体に空間を覚えさせてから、アイマスクを装着。手探りで空間を感じ、同時に先ゆく人を感じながら皆で輪唱するように踊ります。視覚が使えないと重心すら保つのが難しくて、みんな中腰でどこかままならぬ姿に。

最後は菅尾さん独自の振りつけでのダンス!
ここで一気に高度になり、みんな四苦八苦。経験を重ねて周囲との危険性がない事を身体が学んだら、あとはひたすら振りに対して自問自答。部屋をつたってゆっくり動いていた時に感じていた危険は、この状態においては全く気にならなくなる。不思議。今やるべき事の方が優先され、いつもより大胆になれるんです。これは今回の新しい発見のひとつでした。


▽身体と五感を十分動かした後は、アフターパーティー!
いつもは俳優・時々シェフの山崎和如さん<yamazaki-kazuyuki.com>お手製のおいしい料理。
さらに彼のご実家が営んでおられる「おいしいパンの店 ソフィー」からこのパーティーにの為に届けてくださった盛りだくさんのパンも!
山崎和如さん
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乾杯!
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ごちそうさまでしたー。
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今回撮影した動画を観ながらワークショップで感じた事など会話も弾み、そしてお互いのアイマスクを付け合い撮影し合ったりして、とてもいい時間になりました。料理も完食!


△まとめ
今回、師走という事もある為か参加は少人数でしたが、より各アーティストに近い視点を体感でき、濃い時間を過ごす事ができたのではないでしょうか。
今後もよりよくプログラムを変化させながら、ひとつの舞台作品へと発展させる事を目標にこのワークショップを続けて行きたいと考えています。


最後に改めてこの言葉を綴りたいと思います。
「見えない」は見えるものにとって、ただ目を閉じれば簡単に手に入ります。しかし、「見たい時に見えない」という状態は、自分の意志とは別の作用が必要です。
分からない を手放さず、その先にある透き通った自分に出会うには、このような体験を何度も行なう事が大事だと思います。
みなさんが持ち帰った時間とアイマスクが、未来への広がりをもたらしますように。

川口知美・菅尾なぎさ


[photo by 2・4・5・6・7・8・9 遠藤豊 / 1・3・10 川口知美 / 11 山崎和如]
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スピンオフだよ!『Let's 眼帯ちゃん!』(2013/06/02)

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