『アイす、あいマスク、愛♡ますかれーど。れっつ!X'masかれーど★PARTY!!!』れぽーと

去る2012年12月9日(日)ワークショップ『アイす、あいマスク、愛♡ますかれーど。れっつ!X'masかれーど★PARTY!!!』を行いました。(告知文とフライヤー等はここをクリック)
これは舞台衣装家の川口知美と、ダンサー・振付家の菅尾なぎさによる合同ワークショップ。
前回に引き続き、アイマスク作りWS→着用してのおやつ休憩→ダンスWS を通して自己の感覚への気づきを促し、さらにより深い参加者の交流の場となるよう、今回は料理とお飲物を提供してのアフターパーティーも行いました。

▽前半は、衣装家川口がファシリテーターをつとめ、アイマスクを「小さな衣装」と捉え、裏側はアイマスクとしての機能(=自らへの安心)を、そして表側は仮面としての機能(=他者を楽しませる事)を意識しながら、この日の為に用意した素材と針と糸を使い、衣装作りを行いました。

*画像はクリックで拡大表示されます。

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表裏一体のカラフルで小さな衣装が完成。
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▽おやつ休憩では菅尾がナビゲーター役をつとめます。各自がアイマスクを装着し、視覚以外の感覚を使い、アイスやケーキの味を当てっこしました。今回はちょっと珍しいフローズンヨーグルトベースの柿を練り込んだアイス等が登場。これが難問。味わう以前に口に運ぶ事すら難しい。
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▽後半は、ダンサー菅尾がファシリテーターをつとめ、舞踏会(マスカレード)へ導入していきます。
まずはアイマスクをして、心地良さと同時に身体にかかる負荷を感じながら入念にストレッチを行いました。
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続いてスペース潦の空間全体を使い、ダンスを踊ります。
身体に触れてくる壁面床面のテクスチャーを感じて。
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ここでは裸眼で何度か練習し身体に空間を覚えさせてから、アイマスクを装着。手探りで空間を感じ、同時に先ゆく人を感じながら皆で輪唱するように踊ります。視覚が使えないと重心すら保つのが難しくて、みんな中腰でどこかままならぬ姿に。

最後は菅尾さん独自の振りつけでのダンス!
ここで一気に高度になり、みんな四苦八苦。経験を重ねて周囲との危険性がない事を身体が学んだら、あとはひたすら振りに対して自問自答。部屋をつたってゆっくり動いていた時に感じていた危険は、この状態においては全く気にならなくなる。不思議。今やるべき事の方が優先され、いつもより大胆になれるんです。これは今回の新しい発見のひとつでした。


▽身体と五感を十分動かした後は、アフターパーティー!
いつもは俳優・時々シェフの山崎和如さん<yamazaki-kazuyuki.com>お手製のおいしい料理。
さらに彼のご実家が営んでおられる「おいしいパンの店 ソフィー」からこのパーティーにの為に届けてくださった盛りだくさんのパンも!
山崎和如さん
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乾杯!
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ごちそうさまでしたー。
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今回撮影した動画を観ながらワークショップで感じた事など会話も弾み、そしてお互いのアイマスクを付け合い撮影し合ったりして、とてもいい時間になりました。料理も完食!


△まとめ
今回、師走という事もある為か参加は少人数でしたが、より各アーティストに近い視点を体感でき、濃い時間を過ごす事ができたのではないでしょうか。
今後もよりよくプログラムを変化させながら、ひとつの舞台作品へと発展させる事を目標にこのワークショップを続けて行きたいと考えています。


最後に改めてこの言葉を綴りたいと思います。
「見えない」は見えるものにとって、ただ目を閉じれば簡単に手に入ります。しかし、「見たい時に見えない」という状態は、自分の意志とは別の作用が必要です。
分からない を手放さず、その先にある透き通った自分に出会うには、このような体験を何度も行なう事が大事だと思います。
みなさんが持ち帰った時間とアイマスクが、未来への広がりをもたらしますように。

川口知美・菅尾なぎさ


[photo by 2・4・5・6・7・8・9 遠藤豊 / 1・3・10 川口知美 / 11 山崎和如]
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最新の「あいス、アイますく、愛♡ますかれーど」レポートはこちら。
スピンオフだよ!『Let's 眼帯ちゃん!』(2013/06/02)
2013元旦 即興始 in スペース潦(にはたづみ)

新たな気合いで一年をスタートすべく
出演者のいろいろな組み合わせによる公開即興演奏セッションを行います。
お気軽にお越し下さい!
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2013年1月1日 Jan 1 ,2013
start 18:00
会場:スペース潦 東京都中央区銀座7-12-7 髙松建設ビル1F
veneu: Space Niwatazumi takamatsu-kensetsu bldg 1F 7-12-7 Ginza Chuo-ku Tokyo
料金:投げ入れ制 donation 飲食持ち込み可 
contact:takuhatsu@ybb.ne.jp 080-6719-4216(松本)

improvisation :
松本健一 matsumoto keniichi sax shakuhachi
中村真 nakamura makoto piano
ユーグ・ヴァンサン hugues vincent cello
蜂谷真紀 hachiya maki voice
多田葉子 tada yoko reeds
岩瀬久美 iwase kumi reeds
金子泰子 kaneko yasuko trombone
岡本希輔 okamoto maresuke contrabass
福島久雄 fukushima hisao guitar
デイブ・ミラー Dave Miller drums
モリー・バーンズ morry burns percussion
ほか
 
 
 
 

サイトウイズミCD発売記念ライブ

サイトウイズミCD発売記念ライブ

2012.12.23(sun)



18:30開場 
19:00開演
チャージ2000円(ドリンク代別途)



シンガーソングライター・ピアニスト、サイトウイズミCD発売記念ライブを催します。
絶大な信頼をよせる演奏者とともに、イズミワールドをご披露します。コトバの強さ、優しさ、音の豊かさ、色味、すべてを大事に大事に綴って完成したアルバム『こうもりうた』。
もしもあなたその場に居たなら、一曲ごとにヒントになった人、出来事が溢れ、悲しくさせたり、クスリと可笑しくなったり、大きな大きな風を感じたりするかもしれません。


対バンはシンガーソングライター下江奈美恵。震えるくらい心が動いたことしか、いまは歌にできていません。軽かったり、重かったり、感じたことをそのまま音にする難しさにうんうん言いながら、いつもはピアニストサイトウイズミと二人で奏でていたことを、初めて三人の演奏者を迎えお送りしようと想います。


サイトウイズミ(vo.pf)
下江奈美恵(vo)
田島拓(gt.)
川本悠自(bs.)
佐久間亮(dr.)


皆様のお越しをお待ちしております。









会場について
「space潦」(スペースにはたづみ)
http://space-niwatazumi.blogspot.jp/

12/31大晦日カウントダウンイベント



今年のカウントダウンは銀座で!
総合芸術発信地、space潦ならではのアートとパフォーマンスであふれる年越しイベント!


開演 21:00〜 

終演 25:00〜(予定) 

入場料 投入制 
飲食物持ち込み可

出演アーティスト
生島佳明gtトリオ(大谷訓史b、吉川元dr)
小泉やよいvo、中村真pfDUO
じゅんじゅん dance
グラシオブルオ(前田新奈、安仁屋美峰、秋葉ヨリエ) 
人形劇アンサンブル
守谷美由貴asクインテット 高澤綾tp、中村真 pf、川本悠自b、大井澄東ds
生島佳明 三国志一人芝居(余興)



生島佳明(ギター)
幼少の頃よりピアノを始め、次第にロックに傾倒しギターに転向。 後にジャズに夢中になり、岩谷耕資郎氏に師事する。 現在都内を中心に活動中。


グラシオブルオ(人形劇アンサンブル)
人形作家・演出家・脚本家秋葉ヨリエが'10年にNYブルックリンで立上げた現代人形劇アンサンブル。翌年より東京下町を拠点に活動開始。東北被災地や飯田人形劇祭、東京、パレスチナで公演を行う。国境とジャンルを超えた作品作りを積極的に続ける。グラシオブルオとは、エスペラント語で「アイス・ブルー」の意味。


小泉やよい(シンガー、ソングライター)
栃木県出身。東北大学大学院理学研究科生物学専攻修士課程修了。 日々の中で見過されていくものを、詩情あふれる言葉で優しくすくいあげ、柔らかさと力強さを合わせ持った歌声と透明感のある音楽性で表現する。 2002年〜2010年は仙台を拠点に、2011年〜東京を拠点に活動している。


守谷美由貴 (アルトサックス)
香川県出身。大阪音楽大学短期大学部でクラシックを赤松二郎氏に学び、その後ジャズに転向し、土岐英史氏、多田誠司氏に師事。 2008年テイチクタクミノートよりメジャーデビューした女性バンド「BIANCA」や鈴木勲(b)グループなどで活動する他、自身のリーダーバンドで都内のライブハウスを中心に演奏している。


じゅんじゅん(振付家・ダンサー)
水と油の活動を経て、2006年よりソロプロジェクトじゅんじゅんSCIENCEを立ち上げ活動を行う。”身体と空間との対峙”という観点から、視覚を超え、意識や感覚に濃密に訴えかける作品を追求する。 2010年には東京国立近代美術館「建築はどこにあるの?7つのインスタレーショ ン」会期中に建築家・内藤廣氏の作品「赤縞」内にてスペシャルダンスパフォーマンスを行うなど、その活動は多岐に渡る。 また外部への演出・振付活動や、ワークショップ活動も国内外問わず積極的に行っている。



百葉千葉vol.12@銀座spaceにはたづみ


百葉千葉vol.12  11/234 レポート
 

 

■コンセプト

~豊かな彩の秋、多彩でユニークなステージ、パフォーマー・リスナーの相互交流、未だ知らない表現との出会いを銀座SpaceNiwatazumiから~

どの日も、近くで活動していても、少しシーンが違うことで交流が生まれていないアーティスト、リスナーをあえて、同じ日にブッキングする試みをして、楽しみだけではなく、違いや、疑問、などが生まれやすくなるコンセプトとしました。その“はじめまして”が楽しい出会いとなるように、ティーサービスやウェルカムお菓子のサービスなど、アットホームな会場の雰囲気作りを心がけました。

聴いたことの無い音楽でしたが、面白かった。良くわからなかった。いつもと違った人たちにむけてのアプローチができてよい機会でした。インスタレーションという考え方をはじめて知りました。などなど、謎や疑問、発見、賛否両論がありました。

一つ一つの小さな出会い、お客様の感想から、アーティストさん達の交流の様子から伺え、にはたづみの空間ならではのイベントになったのではないかと思います。

にはたづみの皆さんに心から感謝をこめて!
今後の企画も楽しみにしております。                   (文:大寺航)


 

■インフォメーション

チラシとSNS、特設HPでの情報宣伝を出演の皆さん、にはたづみの皆さん、サポーターさんによって行いました。集客状況としては、1日あたり平均15人~20名でした。

百葉千葉 特設HP http://blog.goo.ne.jp/hiyakuyo-senyo
 
 
■内容

112日(金)『抽象と音』open19:00  close22:00

・モモチョッキリ×航:絵に音ワークショップ

オープニングを飾るライブペイントをモモチョッキリさんを前面に、制限の少ないワークショップ、として行いました。壁全面のイラストは大変エネルギーに溢れ、イベントを彩っていました。

・小窓ノ王(航pf,vo 植村昌弘ds

Morry Burns(mono-synth,cymbals)+森重靖宗(cello)Marina Yanagisawa(Howlin)

 

113日(土)『声と音』open15:00  close22:00

・こころば(中村まさひろvo,ag 有坂亜記vo

・なお(vo,g

・徳久ウィリアム:ノイズ合唱団ワークショップ

「ノイズ合唱団」は、徳久ウィリアムが主宰し、2004年から2006年ごろまで活動していた、ノーエフェクトの声でノイズ音楽をやる、というコンセプトのグループです。今年から再始動しました。今回のワークショップでは、「安全にエクストリームな声を出す」をテーマに、発声の基礎から行い、私が世界中の伝統的な歌唱から、もしくは自分で創り上げたテクニックにチャレンジします。

・ノイズ合唱団の再始動ライブ第1!! :徳久ウィリアム

・山川冬樹

 

114日(日)『構築と即興』open14:30  close22:00

amamori (vo,pf)

・スズキミカコ(vo)×本郷修史(pf)

・臼井康浩:インプロ思考法ワークショップ

元々自分の中に既にある個性を基盤として、個性が自然と好む方向にエネルギーを集中させれば、自ずとその人らしい音がでるという事を前提としているのがインプロ思考法。演奏の形態、表現方法、技術力は、全て自分という土台の上に築きあげることがとても重要であると考えております。その人の個性を最大限に引き出し、エネルギーレベルの高い音へと変容していく為の考え方をワークショップ形式で実践を交えて分かり易くお伝えします。技術は長い時間をかけて自分で習得しなければなりませんが、捉え方の変容は一瞬でできますね。自信をもって即興演奏に集中できる考え方を体験していただければと思います。経験の有無は問いません。お気軽に。

日比谷カタン(vo,g)

・臼井康浩(g) 徳久ウィリアム(voice) 松本健一(t.sax) Trio

 

<作品展示>

・モモチョッキリ(イラストレーター)

・ロケットバナナ(クラフト作家)

 

■収支

ソフトドリンクバイキング\300

アルコールドリンク\500

で提供いたしました。会場費の経費をドリンクの利益で補填いたしました。

チラシ経費に関しては、主宰側からのイベント制作費としました。

チャージは全て出演者、展示者にバック致しました。

                                                主宰:大寺航
 

わーくしょっぷだよ!『アイす、あいマスク、愛♡ますかれーど。』 &アフターパーティーだよ!『れっつ!X'masかれーど★PARTY!!!』



衣装家☆川口知美と、振付家☆菅尾なぎさによる「アイマスクワークショップ」またまた開催!
貴方だけの『愛の仮面=アイマスク』を作って、アイしてアイスして仮面舞踏会(マスカレード)!!

塞がれた瞼で、聞いて。喋って。触って。味わって。
見えないからだはどう動いちゃうのっ?
まっくらやみで、見知らぬ自分に出会えちゃうかも?!
なワークショップだよ!

しかも今回はひと足はやいホーリーナイト!クリスマス仮面舞踏会もやっちゃうよよよー☆
聖なる夜に思いをはせつつ、レッツ裁縫!レッツ仮面舞踏会!!


♡♡♡たいむてーぶる♡♡♡

11:30 受付すたーと
12:00 ①アイマスクづくりWS ☞自分だけのアイマスクをつくっちゃうよ!
14:30 ②おやつ休憩 ☞つくったアイマスクをつけておやつたべちゃうよ!
15:00 ③アイマスクだんすWS ☞つくったアイマスクつけて踊っちゃうよ!

18:00~ あふたーぱーてぃー「れっつ!X'masかれーど★PARTY!!!」
  ☞おぼえたダンスを踊っちゃったり、のんだりたべたりしちゃうよ!!

♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡

★日時★    2012年12月9日(日)12:00~
★会場★    スペース潦 http://space-niwatazumi.blogspot.com/
        東京都中央区銀座7-12-7 高松建設ビル1F
        (東京メトロ銀座駅または東銀座駅から徒歩4分)
        地図はこちら
       
★参加費★   ¥3500(材料&おやつ&アフターパーティーでの1drink 付き)
★お申し込み★ お名前、ご連絡先(電話番号)を、
        eyemasquerade@gmail.com までお送り下さい。

♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡

★川口知美(COSTUME80+) tomomi KAWAGUCHI
舞台衣装家
京都生まれ 石川県金沢育ち。1998年 ESMOD PARIS 卒。
1999 年より舞台衣装パタンナー、2006年よりデザイナーとしても活動している。
主にコンテンポラリーダンスや演劇等の衣装を担当。ワークショップ講師も行っている。

★菅尾なぎさ nagisa SUGAO
おどりこ。ふりつけびと。
「クリウィムバアニー」主宰。「イデビアン・クルー」のクルー。ソロも。
リアルでフィクション。不機嫌ポップ。だらけ上手。女体ラブ。
http://sugaonagisa.com/

企画・主催 COSTUME80+ クリウィムバアニー
協賛 JPホーム にはたづみプロジェクト

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レポートはこちら。
『あいス、アイますく、愛♡ますかれーど。』レポート

一周年記念イベント「ををりみるり」開催!!




20121015() 20121020()
18時半開場 19時半開演(17日を除く)

期間中、緒方敏明(彫刻)、笠間千弘(書)、土田瞬(鉛筆画) 展覧会開催


10/15() ひとひみつ
朗読とダンスと音楽による 「宮沢賢治 銀河鉄道の夜」
中村真pf、笠井晴子dance、小泉やよい(朗読)
チャージ:投げ入れ制

僕たちは、宮沢賢治という偉人と対峙するのではなく、賢治という友を得て、一つの舞台を模索する旅に出ました。
彼が到達出来なかった「ほんとうのさいわい」を見つける旅。

僕たちは、ダンスでも朗読でも音楽でもない所に到達したい。
言葉は踊りだし、踊りの気配に耳を澄ませ、音の映像を見せる。
そんな舞台が作りたい。


10/16() 助川太郎
「口琴ユニット、ブラジル音楽、即興演奏、による、三位一体の祭り」
助川太郎企画、気鋭のミュージシャンによるコンセプト全開の音楽祭り!
チャージ ¥2800

出演
1部 P口琴ラボ:助川太郎(口琴)徳久ウィリアム(口琴)幕内純平(口琴)
不思議な楽器「口琴」の可能性を前衛的に追及する、日本唯一の口琴バンド。
2部 ブラジル音楽トリオ:助川太郎(ギター)中村真(ピアノ)井谷享志(パーカッション)
ブラジル音楽の曲の美しさ、リズムの楽しさ、即興性をミックスして演奏する助川太郎の新コンセプト。
3部 即興演奏:全員


10/17() 
中村真 公開ジャズワークショップ 及び ミニコンサート
講師:中村真pf、アシスタント:川本悠自b
参加費、見学費 ¥1000
15時~ 公開ジャズワークショップ
19時~ 参加者お気楽コンサート

中村真が全国各地で継続的に行ってきたジャズワークショップを公開し、音楽を学ぶ様、その厳しさや楽しさを一般にも広く知ってもらい、音楽をより深く聴く楽しみを分かち合う為の公開ワークショップ。
ワークショップ後、参加者によるお気楽なミニコンサートを開催。


10/18() 川本悠自カルテット
川本悠自(b)、小松雄大(ts)、成田祐一(p)、今村健太郎(dr)
チャージ ¥2500 

自分の書いた曲を眺めていると、案外たくさんの音色が鳴っていて、この楽器も入れてみたら、この楽器はどうだろう・・という貪欲な妄想が尽きない。今までピアノトリオ中心にやってきた自分名義のバンドを今回はカルテットにして、その妄想の一部を実現出来ないかと画策してみた。スペースにはたづみの空間で、音の妄想が弾ける瞬間にお付き合いいただければ嬉しいです。


10/19() 芳垣安洋Duo & Trio
芳垣安洋ds ゲスト/山田うん(ダンス)高良久美子(パーカッション)
チャージ:前売り¥2500 当日¥2800

「響きが空間にどう広がって行くのか。そして、その空間を人間がどう切り取って行くのか。」
といったことをテーマに、「」という場ではあまりみられないセッションを組んでみました。
打楽器が紡ぎだす旋律、狭い空間の中で山田うんがそこにどう絡んでいくか、を楽しみにしてください。


10/20()  和乃弦 Spescial Session【Spice
出演 和乃弦(gt) MaL(Breth) 久保田裕加(vo)、中林万里子(Pf)、笠間千弘(書人) 
チャージ:¥3000

数々のアーティストのプロデュース、作編曲を手掛け、ギターリストとしても活動する和乃弦と、日本のみならず、海外での評価も高く、マルチな活躍を魅せる、Breath・MaLが、ジャンルを超えたスペシャルセッションを。そしてオープニングゲストには、新進気鋭の書人・笠間千弘が白熱の書道パフォーマンスを披露します。

木原鮎子「Seasons」発売記念ライブ

にはたづみレコード 第一弾 木原鮎子 「Seasons」CD発売記念ライブ!!

9/23(日) 15:00開演  入場料¥2000-


にはたづみプロジェクト にはたづみレコード第一弾CD 木原鮎子のCD発売記念ライブ開催します。
にはたづみレコードの第一弾CDでもあり、木原鮎子のデビュー作でもあるCD発売記念のライブです。

にはたづみレコードは、にはたづみプロジェクト主催のピアニスト中村真が、独断と偏見で選んだ、本当に才能にあふれる、アーティストにスポットを当てて、世の中に発表提案していく、というレーベルです。

アルバムプロデューサーでもある中村真さんの一言。

「プロデュース?いや〜僕は、鮎という素材をお皿に盛りつけただけですよ、何一つ、手出ししていません。強いていえば、何も手を加えなかった所が、工夫といえば工夫ですかね」

かくいう私も「Seasons」はホントに木原鮎子さんの、才能、今出しうる実力の全てを収録することが出来たアルバムではないかと思います。
それらは無論、サポートの中村新太郎さんや、橋爪亮督さんという当代屈指のプレイヤー達の尽力による所も大きい。
また、このアルバムは、本当に音がいい!!エンジニアであるミック沢口さんの力量にも脱帽する。



木原鮎子プロフィール

私は新潟県の牧村という場所で音楽の好きな大家族の中で育ちました。
その後、京都に引越し関西を中心に音楽活動をしていましたが、今は滋賀県湖北の余呉で生活をしながら、音楽をしています。
JAZZシンガーを志したきっかけは JAZZを歌ってみたい、という気持ちで溝口恵美子さんのレッスンを受けたのが始まりでした。
JAZZを知れば知る程その奥深さに心惹かれ、Swing 感が気持ちよくなり、Be Bapに興奮を覚えました。
そして、毎日朝から晩まで音楽のことばかり考えていることに喜びを感じ、音楽家になることを決めました。
音楽を通して多くの人達と出会い、今は関西を中心に関東、北陸、東北と各地で歌わせて頂いています。
人と自然を愛し、その喜び、感動が歌に滲み出るような大きくて深いシンガーになりたい、そんな気持ちで毎日音楽と向き合っています。

音楽にはいつも多くの事を教えてもらい、気付かせてもらい、感謝の気持ちで一杯です。
これからも一生をかけて音楽と共に成長していきたいと思っています。





文:中村真


Physical Drawing Report

じゅんじゅん クリエイションワークショップ

Physical Drawing 報告レポート



 残暑厳しい825日土曜の夜、ダンスワークショップのショウイングを行いました。
振付家/ダンサーのじゅんじゅんが主催し、一夏をかけてソロダンスを創作するというテーマのもと、様々な経歴のパフォーマーが集まりました。
とある短編小説を題材にテキストからダンスを立ち上げるというちょっと新鮮なアプローチに参加者も興味津々。
題材はアメリカの作家バリー・ユアグローの「一人の男が飛行機から飛び降りる」(新潮文庫)から「宿命の女」「乙女」「スープの骨」「掘立て小屋」「子守歌」の5編を選び、その中からそれぞれ一つを選び作品にしました。
著作者と翻訳家から正式に許可をいただき、いざ創作へ。

ワークショップの様子

まず初日のワークショップではゲスト講師の寺内亜矢子さんが俳優の立場からテキストとの関わり方をレクチャー。参加者の大半はダンサーのため、テキストを題材に取り組むのも初めてといった人が多い中「書き手の呼吸を読む」「感情を入れずに言葉を通す」「書いてある通りに読む」といった具体的な作業からスタート。イメージを取る前にまず身体に入れるそのやり方に参加者は一様に興味を示し取り組んでいきます。
意外に難しかったのが「書いてある通りに読む」という手法で、その通りに読んでいると思っていても、句読点以外のところで自分に都合良く区切っていたりするのですね、実際は。それを丁寧に何回も読み返すことで作者(及び翻訳家)の呼吸を身体に入れていく。これは今更ながらの発見でした。
次の作業はテキストから一文選んで振付けをします。はやりイメージが強い文が身体を動かすようで、それぞれが選んだ文もどことなく共通項があるように見えました。面白いなあ。



そしてテキストを各自選んでもらい身体に起こしていきます。一口に身体に起こすと言っても様々なやり方があり決して正解は一つではありません。主人公の描写を演劇的に行う人。シーンを設定してその中で動く人。イメージから振付けを作ってくる人。極端にいえばその手法そのものがそれぞれの視点となっており、参加者の数だけ世界が立ち上がってきます。それは感動的な瞬間でもありました。
回を重ねつつモチーフに肉付けをしていきます。方向に迷いが生じて全く違うテキストを選び直す人も。


創作ブートキャンプ

毎週のワークショップではそれぞれ作ってきたものを見せあいディスカッションを行っていきました。印象批評から具体的なアドバイスに。曖昧な言葉をはっきりと。ねらいとしては見せる側より見る側の読み解く力の向上を目指しています。ダンスを読み解く力がなければ、作る手がかりも得られない。感覚的なものだけに言葉が必ず必要で、出来るだけ具体的に話し合っていきます。しかし、やはり言葉を使うのは難しいらしく最初は建設的な議論にならず印象の羅列に留まる傾向が。この辺りはこれからの課題でしょうね。


毎回自分の作業をレジュメにして提出するのも特徴です。自分が何に取り組んでいるのか。それにはどんな作業が必要か。どんな稽古をするべきか。はっきりまとめているひとほど見せる作品もはっきりしていました。その作品が面白いかどうかというより、何を目指しているかが明解なのです。他の参加者のそういった作業を見ながら自分の作業も検証していく。焦りつつもやるべき方向が見えてくる、そんな状態をしていつしか「創作ブートキャンプ」との別名がつきました。
それぞれの発表が終わると今度はグループごとにディスカッションです。
ひたすら話し込んでいる写真が多いのもそんなわけです。





本番当日



お客さんを迎えてのショウイング。気軽に見てもらいたいとの思いからお酒とご飯を出す形を取りました。
寺内さんがケータリングも手がけてくださって素晴らしいご飯が用意されました。これちょっと凄かったです。何とも手際よくフィンガーフードやらおにぎりやらを用意していく手腕に脱帽。テキストの朗読もしてもらったのですが、あんたいったい何人いるんだ!?というくらいの大活躍。ショウイングの空気をさりげなく、強力に底上げしてくれました。



肝心の本番はそれぞれが一番の出来だったように思います。はやり観客の前というプレッシャーは舞台に立つ我々に取って一番のカタパルトです。
本番は映像を撮っていたため写真を撮れなかったのが悔やまれます。
終わって観客と話し合う参加者たち。知らない人から感想をもらう人もいて、素晴らしいお土産をもらったようでこちらも嬉しいですね。



お酒とご飯の効果もあってパーティのような雰囲気でダンスを眺めるという贅沢な時間に「日本でもこういう空間作れるじゃん」と嬉しくなりました。
それがまさか銀座で出来るとはね。関係者のみなさま、多岐にわたるご協力ありがとうございました。
そしてご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。
最後にウンウン唸りつつも大事な作品を作り上げた参加者の皆さん、本当にお疲れさまでした!

じゅんじゅん




『あいス、アイますく、愛♡ますかれーど。』レポート

去る7/7は七夕の日、舞台衣装家の川口知美と、ダンサー・振付家の菅尾なぎさによる合同ワークショップ『あいス、アイますく、愛♡ますかれーど。』が行なわれました。
(告知文とフライヤー等はここをクリック)

▽前半は「アイマスク」という道具を「小さな衣装」と捉え、「自分を安心させながら見る人を楽しませる事」を意識しながら針と糸を使って手作りの作業。
素材の組み合わせの妙を楽しみながら、自己と他者、それぞれを意識した表裏一体の衣装が完成。
ちくちくぬいぬいしております

▽おやつ休憩では各自作ったアイマスクをして、視覚以外の感覚でアイスやケーキの味を当てっこ。
これが以外と難しい。 この間に少しアイマスクに慣れたかな?
あいすとろとろのけーきうまうま

▽後半は、仮面舞踏会(マスカレード)。
まずはアイマスクをして、心地よさや身体にかかる負担を感じながらストレッチ。
続いてにはたづみの空間全体を使い、ダンスを踊りました。
時に観る観られるの関係も行ないながら、手探りで空間を感じる為のポイントがうまく組み込まれた振りを、皆で踊ります。
そこで起こるハプニングが楽しい。
くるくるよちよち
すてきおどりこ


最後にみんなで記念撮影。
記念写真

「見えない」は見えるものにとって、ただ目を閉じれば簡単に手に入ります。しかし、「見たい時に見えない」という状態は、自分の意志とは別の作用が必要です。
アイマスクをして初めて踊りを踊った時に感じたのは、自分のコアへの集中力よりも、自分以外への意識の分散でした。
それを今回、楽しみながら経験する事ができました。

分からない を手放さず、その先にある透き通った自分に出会うには、このような体験を何度も行なう事が大事だと思います。
参加者が持ち帰った時間とアイマスクが、未来への広がりをもたらしますように。

(代表:かわぐち)

記録写真(Facebookアルバムにリンク):
<アイマスクづくりWS>(10photos)
<おやつ休憩>(10photos)
<アイマスクおどりWS>(32photos)
<集合写真>(4photos)

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最新の「あいス、アイますく、愛♡ますかれーど」レポートはこちら。
スピンオフだよ!『Let's 眼帯ちゃん!』(2013/06/02)

7/29(日)宮沢賢治の世界 ~ひとひみつ~




7/29(日)宮沢賢治の世界 ~ひとひみつ~


序  銀河鉄道の夜からの抜粋 ピアノとダンス的な表現

壱 双子の星と星めぐりの歌を題材としたダンス的な表現
 
弐 よだかの星を題材としたピアノと朗読とダンスによる音楽的な表現

参 やまなしを題材とした朗読とピアノとダンスによる朗読的表現


宮沢賢治作品に流れている色彩があるとしたらそれは「アオ」ではないだろうか。
それは、青い絵の具のように、そのもの自体が青色なのではなく、無色透明、しかし光の加減によりあおに見えるような、アオ。
例えて云うならば、海は青い。
だが、海を手に取ってすくってみた 指の間からこぼれ落ちるのは無色透明、というようなアオ。
月明かりが浮く夜空のあお。想いのアオ。悲しみのあお。
宮沢賢治は孤独だった。だが、彼は未来に対して希望を捨てたことはなかった。
「ほんとうのさいわい」を希求してやまなかった。

僕たちは、宮沢賢治という偉人と対峙するのではなく、賢治という友を得て、一つの舞台を模索する旅に出ました。
彼が到達出来なかった「ほんとうのさいわい」を見つける旅。

僕たちは、ダンスでも朗読でも音楽でもない所に到達したい。
言葉は踊りだし、踊りの気配に耳を澄ませ、音の映像を見せる。
そんな舞台が作りたい。

中村真 (プロデュース、ピアノ、作曲、演出、構成)
笠井晴子(ダンス、振り付け)
小泉やよい(朗読、歌)
緒方敏明(舞台美術、演出補佐)

16:00開演 投げ入れ制

JUNJUN SCIENCE 主催 Workshop Showing ”Physical Drawing”

JUNJUN MOVEMENT CLASS Creation Workshop

     Physical Drawing


 









作ることは教えられない。
しかし作る時間を共有する事はでできる。

 実際に作業の現場を体験する事でしか結局は受け渡せないのではないだろうか?
何をよりどころとして作っていくのか?どのような方法で?どの順番で?
実際に作っていく中でそれぞれの手法を確かなものに。


こんにちは。振付家のじゅんじゅんです。
ギャラリーにはたづみさんのご協力を得て、このたびクリエイションワークショップを開催することに なりました。
ひとつの「お題」を元にそれぞれにソロダンスを創作してもらいます。
テーマのとらえかたやイメージ の広げ方、そしてそれを掘り下げていく方法をゲスト講師もお招きしつつ実践していきます。
そして最後は人に見せる。美術のデッサンてあるでしょ?アレをダンスでやりましょうというのが趣旨。
題して『Physical Drawing』

期間中、にはたづみでのWSは随時見学可となっております。作業中の様子を是非是非のぞきにきて ください。もちろん、ショウイングも。
出来上がったものよりプロセスそのものを提供できないかとの思いから、作業過程も含めてみせてい こうと思います。
みなさまのご来場お待ちしております。野次馬大歓迎。            






日程:7/21(SAT) 13-17 イントロダクション (会場:SPACE潦)    
             22(SUN)13-17 ワークショップ    (会場:南千住ふれあい館 多目的室)    
             28(SAT) 13-17 ワークショップ   (会場:SPACE潦)   
          8/ 4(SAT)  13-17 ワークショップ   (会場:東日暮里3丁目ひろば館 多目的室)    
             10(FRI)  18-22 ワークショップ      (会場:SPACE潦)    
             18(SAT) 13-17 ワークショップ   (会場:東日暮里3丁目ひろば館 多目的室)    
             24(FRI ) 18-22 ゲネプロ       (会場:SPACE潦)    
             25(SAT) 18-22  ショウイング      (会場:SPACE潦)  


講師:じゅんじゅん  ゲスト講師/ショウイングゲスト:寺内 亜矢子


チケット:3,000円(フード・ドリンク代込み)   
               当日入場時にお支払いください。  


会場:SPACE潦 東 京都中央区銀座7-12-7 髙松建設ビル1F    
          http://space-niwatazumi.blogspot.jp/


お問い合わせ:junjun_class@yahoo.co.jp  


主催:JUNJUN  SCIENCE
          http://www.junjunscience.com/

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