space潦は9月いっぱいで終わります。

ご報告とご挨拶。

約3年に渡り運営されてきた「銀座space潦」は、2014.9/30をもってクローズする事となりました。
理由は高松建設ビルの老朽化による建て直しによるものです。

3年間運営してきて、「space潦とは何なのか?」これを探す旅でした。我々の中での理念を、どう具体的な形としていくのがふさわしいのか?それを模索し続けた三年間でした。

利用した人たちの1/3は最初から理解しているひとたちでした。そして1/3は利用の過程で理解し、1/3は解らずに使っていました。

ただの無料のスペースであるんだ、という認識の団体に貸り逃げされたとも沢山ありました。
でも理念を解し、共に歩もうといってくれる団体も沢山ありました。
失敗も多々ありました。だが得たものも大きかったです。

現世の世の価値基準の先の価値を求める潦の意味は、むしろ今一旦終わることにより、数年の後に人々に理解されるようなものなのかもしれない、とも思っています。

贈与主義の輪廻のバトンの継承。21世紀くるであろう精神的な価値を希求する時代の重要な要素となる贈与主義の小さな縮図がspace潦でした。

再び立て直されるであろう高松建設ビルで、新たな潦が生まれるかどうかは現在の所未定です。
だが、高松はじめ、運営委員会の精神的信頼関係は健在で、又、志を等しくする仲間はどんどんと増えていっています。
形あるものはいずれ滅びますが、そこで培われた「精神」が変節しない限り、いずれ又どこかで形を変え、潦の「何か」が生まれてくる事だと思います。

今まで潦に関わってくれたアーティスト、運営に協力してくれた運営委員各位、聴衆、観客の皆様、とてもありがとうございました。

9月はクローズイベントマンスリーをやろうと思います。

ゆかりのアーティストで潦で何かパフォーマンスをしたい人、潦に興味を持っていたアーティストの方々、是非参加してください!
イケイケどんどんでやろうと思っています!!

お楽しみに!!

2014.7.26.sat 

space潦 代表 中村 真

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